2011年7月4日月曜日

It’s Still the Economy, Stupid ~NW~

元大統領のことばは、どこか自身に満ちあふれていますね。オバマ大統領の政策と同じような政策を進めていくべきだとお考えのようですね(細部は異なりますけれど)。それにしても、現役長官(?)の奥様以上に輝きを放っているように感じるのは、ぼくだけでしょうか?

by: Bill Clinton
Published: The Newsweek 19, June, 2011

【だいたい150文字要約】
クリントン大統領がアメリカ政府の政策・経済・雇用現状について言明。オバマ大統領のグリーン政策を賞賛しつつも、政府の施策実行の遅さを指摘。また、学校やカレッジを多数創立することで、建設業・や講師職、施設管理員等の雇用を生みだし、経済成長に結びつけることが出来るとも述べている。過去10年間、雇用を生み出しにくい金融セクターに、経済成長の大部分を頼ってきが、今後は、より雇用数を生み出しやすいセクターを成長させていく必要があろうとも。
(また、米国債を巨額に保有する日本と中国を【バンカー】と名付けている点は興味深い。
アメリカのデフォルトに直面したとき、日本はどうなるか?同時デフォルトとなると興味深いが、金融資産の多くが日本円の貯金で積み立てられていることを考えると、さほどの余波は受けないとも。もっとも、日本製品の販売減を他後進国の売上高がうわまれば問題は無い。が、推測はあくまでも推測。実際にことが起きるとどうなるかはわからない。)

クリントンさんは色々な意味で強烈な大統領でした。政策はどれも一級品ばかりで、アメリカ経済の立て直しはクリントン政権の貢献によるところがかなりあったように思います。ただ、その後の政権がいささか資本第一主義に走りすぎて、偉いことになってはしまいましたが。ここに挙げられている内容も、どれも面白いものばかり。ただ、ちょっとどうかなと思うものもいくつかありますけれど。原文にも是非目を通してくださいませ。