2011年4月30日土曜日

Apple and Google Use Phone Data to Map the World ~NYT~

情報の価値基準は即効性から次のフェーズへ移行しつつあります。で、その先陣を走るのがこの二つの企業。市場としても非常に興味深く、また大きな可能性を秘めているのは間違いないですが、個人情報の取り扱いを考えると二の足を踏むのは当然のことでしょう。



Apple and Google Use Phone Data to Map the World
by Miguel Helft
Published : The New York Times 26 April, 2011
単語数 : 1037words

【150文字要約】
携帯電話の位置情報と広告の未来について。アップルとグーグルは携帯電話のデータを用いた広告配信の最適化を図っているが、個人情報の暴露に繋がるため導入には踏み切れていない。安全上、デバイスに情報を残さない方が良いがアップルはその方針に乗っ取っていない様子。なお携帯広告市場は一層の伸びが期待されている。
(149文字)

2011年4月29日金曜日

Better Hand-Washing Through Technology ~NYT~

手は清潔にするにこしたことは無い。間違いないのですが、多忙だとどうしてもその手間を惜しんでしまうこともあるようで。いかんせん、それが医療機関のことですと、一層気をつかって取り組むべきことでしょう。

Better Hand-Washing Through Technology
by Tina RosenBerg
Published : The New York Times 25 April, 2011
単語数 : 1754words

【150文字要約】
手の洗浄と疾患について。医師の手の清潔度と疾患数には相関があるとされている。医師は常に手を清潔に保つべきだが多忙とストレスで怠りがちとのこと。技術的に清潔度を見分ける高額装置を導入する病院もあるが、装置を導入する余裕がない病院も。業務内容に手を清潔に保つ動機付けを組み込んでいく姿勢が期待される。
(148文字)

2011年4月26日火曜日

Violence grows over India's nuclear goals ~FT~

今回の自身を受け、原子力発電の先行きはかなり厳しいものに変わりました。実際問題、二次、三次災害までリスク勘案しなければいけないわけでありますが、如何せん、そこまで考えると原子力発電の導入は不可能です。でも、電力源としては非常に魅力的。さて、こまったぞ、現代人よ。

Violence grows over India's nuclear goals
by Amy Kazmin
Published : Financial Times 20 April, 2011
単語数 : 554words

【150文字要約】
震災と原子力発電について。インドで施工予定の原子力発電に対し民間人から反旗があがっている。福島の原発をみると、安全と言われる装置を完備しても歯が立たないことがわかる。また、建設予定の原発は、実施安全性の確証がない装置も装備しており、法律に引っかかる可能性も。施工主企業は安全性の立証に苦心している。
(149文字)

2011年4月25日月曜日

A City Built on Oil Discovers How Precious Its Water Can Be ... ~NYT~

続けての水関連記事です。人間が生きていく上で必須の源である水。欲求の中でも極めて「おおきな」欲求源であるのは間違いないです。おそらく欲求段階説にあてはめると、水はボトムに位置しますが、この恩恵は計り知れないものです。

A City Built on Oil Discovers How Precious Its Water Can Be ...
by Kate Galbraith
Published : The New York Times 21 April, 2011
単語数 : 1011words

【150文字要約】
水利用の規制について。干ばつの酷い米国ミッドランドでは水の利用について制限がかけられた。雨以外の代替水源として地下水があげられるが、フッ素やクロムを含有しているため濾過措置の導入が必要だが巨額の資金も必要になる。また、資源としての水の価値は上昇を続け、水利用に関連するマーケットも過熱している模様。
(149文字)

2011年4月24日日曜日

Solar on the Water ~NYT~

水関連の記事ですが、なかなか興味深いです。とりわけ、貯水と発電の関係性を上手く「つっついた」ビジネスは面白いマーケットになりそう。日本のダム計画は政治癒着ばかりが取り上げられますが、ビジネスとしてダム事業を開拓していく必要性もありますね。ダム+αを上手く事業に落とし込みたいところ。

Solar on the Water
by Todo Woody
Published : The New york Times 19, 2011
単語数 : 1118words

【150文字要約】
水地の太陽光発電について。代替エネルギー源として太陽光発電を鉱山水地帯・農地に設置するマーケットを開拓する動きがある。貯蓄した電力を農業・灌漑等に用いることで高効率な電力利用が可能で、また導入により、ダムの貯水を必要な時に利用できるようになるとのこと。無尽蔵のエネルギー源を上手く活かしていきたい。
(149文字)

2011年4月22日金曜日

Alexander McQueen's Haunting World ~NW~

アレクサンダーマックイーン。素晴らしい作品・ショーを提供してくれたデザイナーがこの世を去ってはや一年がたちました。退廃的な要素でありながらに美を感じるのは、マックィーンの手腕によるもの。うーん、彼の新しい「芸術」を見られないのは残念です。

Alexander McQueen's Haunting World
by Robin Givhan
Published : The Newsweek 10 April, 2011
単語数 :  1250words

【150文字要約】
デザイナーの生涯について。気鋭なデザイナー・マックイーンがこの世をさって一年が経つ。自身が厳しい環境からデザイナーになった経歴からか、ロマンティックよりも現実の厳しさを反映したコレクションが多い。作品にしばしば生々しさ・汚さを感じるのは、彼が服飾産業を超えた表現を目指していたことを裏付けよう。
(147文字)

2011年4月21日木曜日

Four lessons for transforming African Culture ~Mck~

アフリカの発展を考える。さて、ビジネスとしては何が必要となるのでしょうか? インフラ整備はもちろんのこと、人材の配置・リソースもしっかりと戦略に組み込まないといけないと。最も、一番の不安材料は不安定な国家体制なのかもしれませんけれど。

Four lessons for transforming African Culture
by Sunil Sanghvi, Rupert Simons, and Roberto Uchoa
Published : Mckinsey Quarterly April, 2011
単語数 : 2183words

【150文字要約】
アフリカの変化について。アフリカの農地開発は魅力的だが、人材・輸送・政治的圧力などの障壁も忘れてはならない。受給バランスのとれた市場を開拓するためには、国際的な信頼構築・国内需要の増加が鍵を握る。またインフラ整備や最新技術、サプライチェーンに加え、エージェンシーの役割も戦略に入れる必要性も大きい。
(149文字)

2011年4月19日火曜日

The Child You Didn't Dream Of ~NW~

子どもとともに歩む人生。それは頭に思い描いていたものと大きく異なるのが常なんでしょう。自身の人生を振り返っても、親は大変な苦労をかけてきたなぁと反省。もっとも、何歳になっても親から見れば「手を焼かせられる子ども」なんでしょうけど。

The Child You Didn't Dream Of
by Priscilla Gilman
Published : The Newsweek 10 APril, 2011
単語数 : 2356words

【150文字要約】
子どもと歩む人生について。頭の中に描く母子のイメージと現実のそれは大きく異なる。先天的な異常を持つ子、世話がやけ大変な労力を要する子、どんな子を授かり育っていくのか予測はできず、子どもが原因となり離婚するかもしれない。が、同時に想像もしなかった気づき、色濃く充実した人生をもたらしてくれよう。
(146文字)


2011年4月18日月曜日

Money Tight, Museums Mine Their Collections ~NYT~

美術館の展示が赤字になることは想定済み?作品によっては、保険と輸送だけで「億」も下らないことも。ただ、所蔵品ならその心配も無く、価格も抑えられます。西洋美術館の常設展の価格を参考にするとわかりやすいかと。

Money Tight, Museums Mine Their Collections
by Robin Pogrebin
Published : The New York Times 12 April, 2011
単語数 : 1102words

【150文字要約】
資金と美術館の展示について。資金繰りの厳しい状況にあって、美術館キュレーターは外部作品ではなく所蔵作品から展示構成を組み立てを試みているとのこと。鑑賞客は作品の所蔵先ではなく、作品・展示構成に興味を抱いており、キュレーターの手腕を駆使すれば、所蔵品から魅力的な展示構成を作ることも可能であろう。
(146文字)

2011年4月16日土曜日

Once the hobby of tech geeks, iPhone jailbreaking now a lucrative industry ~WP~

Jailbreak = 脱獄。解放されるといろいろなことができるようです。正規もすごい勢いですが、非正規の市場も躍進中とのこと。とても興味深い内容です。

Once the hobby of tech geeks, iPhone jailbreaking now a lucrative industry
by Ian Shapira
Published : The Washington Post
単語数 : 1416words

【150文字要約】
iPhone裏市場の躍進について。市販品の状態では制限が欠けられているiPhoneを特殊な方法で改造すると多くのアプリを入手できる。低価格で魅力的なアプリが多数ある非正規の市場は拡大中とのことだが、改造するとAppleの保証が切れる点は注意されたい。また、アプリ制作・販売による副業の収入が本業の収入を上回る人出てきている。
(148文字)

2011年4月15日金曜日

Government shutdown looks different to workers who toil in Capitol’s basement ~WP~

政府の閉店事業は、かなりの数の人に痛手を負わせる模様です。財政を安定させたい気持ちはありますよね。日本でも議員さんの月収を100万円から30万円くらいに減らしてみてもいいのでは。もっとも、そんなことしたら至るところで「賄賂」が横行しそうですけれど。

Government shutdown looks different to workers who toil in Capitol’s basement
by David A. Fahrenthold
Published : The Washington Post 7 April, 2011
単語数 : 939words

【150文字要約】米国政府の政策について。米国政府は財務改善・安定をはかるべく公共機関・サービスの資金用途を絞る政策を議会に提出するとのこと。公共サービスの緊縮は政府関係者・民間企業の多くの人を収入不安に陥いらせ、また外国人の誘致にも影響を及ぼしかねない。 この政策の仕返に政府関係者の裏事情を暴露本にすると述べる人も。
(150文字)

2011年4月13日水曜日

After Breach, Companies Warn of E-Mail Fraud ~NYT~

電子取引をするとき、しばしばメールアドレス、カードアカウントを聞かれます。で、そのデータを上手く抽出してごっそり闇金を稼ぐ人もいるのだとか。……愉快犯もおおそうですけど。

by Miguel Helft
Published : The New York Times 4 April, 2011
単語数 : 940words

【150文字要約】
メールと個人情報について。セキュリティの専門家は、メールを通じてアカウントやパスワードが盗まれる危険性の高さを指摘。各企業は顧客に対し、自社から個人的な情報を低提示するようなことはない旨を説明しているとのこと。また、ある研究者は金融機関に直結しない消費者データに関する規定がないことを指摘している。
(149文字)

2011年4月12日火曜日

The Truth About Climate Change, Still Inconvenient ~NYT~

気候変動の一つである温暖化。その真虚については昔から色々議論されており、両者譲らずの平行線は崩れず。で、その背景には何があるのやらと考えてみるのも時には必要ですね。

The Truth About Climate Change, Still Inconvenient
by Paul Krugman
Published : The New York Times 3 April, 2011
単語数 : 865words

【150文字要約】
気候変動の虚実について。米国の研究グループが気候変動の実態について調査を実施、過去同様温暖化の傾向があることを報告。これに対し、温暖化に否定的な考えを持つ人たちは、当該研究がアジェンダによりコントロールされていると述べる。だが、後者の立場は何をもたらすだろうか。今一度人類について考える必要があろう。
(150文字)

2011年4月11日月曜日

More Physicians Say No to Endless Workdays ~NYT~

最近はがっつり働かない仕事スタイルが人気があるみたいです。で、医療業界にも同じような風が吹きつつあるようで…。今後、「楽しさ」「プライベート」はますます重要な指標になっていくのでしょうかね?

More Physicians Say No to Endless Workdays ~NYT~
by Gardiner Harris
Published : The New York Times 1 April, 2011
単語数 : 1865words

【150文字要約】
医療業界の職業観について。米国の医療業界では大学終了後に開業医ではなくパートタイムで医療機関に従事する人が増えている。同じ症状を大量に診療するただ多忙なだけの仕事より、プライベートを確保でき最新の医療に触れる仕事を望む人が増えている様子。また、患者側も医者なら誰でも良いと考える傾向にあるとのこと。
(149文字)

2011年4月10日日曜日

U.S. intelligence and the wisdom of crowds ~RT~

いつの時代も未来を予測しようとする意気込みはつきません。が、なかなかあたらないのが現実。頭が良いと言われている人たちですら、予想はしばしば外しています。

U.S. intelligence and the wisdom of crowds
by Mernd Debusmann
Published: Reuters 1 April, 2011
単語数: 837words

【150文字要約】
米国知識人の予想について。米国で各界の知識人を集め、未来を予想するプロジェクトが始まるとのこと。過去を振り返ると、知識があるとされてきた人たちの多くが予想をことごとくはずしてきた史実があり、この検証を行うことも兼ねている模様。ただ、様々な要因が絡む物事を単純に予想するのは不可能だと述べる学者もいる。
(150文字)

2011年4月8日金曜日

In Libya mission, war blurs humanitarian focus ~WP~

リビアのリベラル派暴動の背景はいろいろとあります。宗教的な問題もあれば、国際的な問題もあれば、政治・経済的な問題もある。そして、それが『各国』で複雑にからみあっていると。解決を探ろうにも、甲をたてれば乙がたたずの典型例です。

In Libya mission, war blurs humanitarian focus
by Greg Jeff & William Branigin
Published: The Washington Post 31 March, 2011
単語数: 1063words (revised版)
【150文字要約】
リビアの情勢と米国の姿勢について。リビアで反対派の大規模な暴動が連日起こっている。反対派はリーダーの不在・圧倒的な勢力劣等の状況でも、果敢に独裁政権に立ち向かうとのこと。米国は今回の暴動に関し、一国家として軍による援助をするつもりは無く、暴動の背景・経済情勢は非常に入り組み、判断できかねない模様。
(149文字)

2011年4月7日木曜日

Starbucks’ quest for healthy growth: An interview with Howard Schultz ~Mck~

スターバックスも20年前は全くの無名からスタートして、世界を圧巻する「カフェ」になりました。さて、次はどこに向かって「矢」を放っていくのでしょうか。

Starbucks’ quest for healthy growth: An interview with Howard Schultz
by Editorial
Published: Mckinsey March, 2011
単語数: 2343words

【150文字要約】
金融危機後の経営方針について。スターバックスのトップは、金融危機後の経営方針を大きく変えた。毎月の売り上げ報告を廃し、従業員が消費者指向でビジネスを進められるように変更し、食料品店でのインスタントコーヒー市場へ進出。業績は好調で、過去の米国市場での反省を活かしつつ中国市場へ力をいれていくとのこと。
(149文字)

2011年4月5日火曜日

Can We Do Without the Mideast? ~NYT~

エネルギー問題。中東の情勢が不安定になるにつれ、一層意識せざるを得ない状況になってきました。ことの問題は原油依存にあるのでしょうか?何ともいいきれませんけれども。

Can We Do Without the Mideast?
by Clifford Krauss
Published: The New York Times 30 March, 2011
単語数: 2721 words

【150文字要約】
中東とエネルギー供給に関して。我々は様々なエネルギー源である原油の大半を中東に依存しているが、その情勢不安からエネルギーの安定供給に不安を拭えない。また、エネルギーに関しては地球温暖化・埋蔵量に関する懸念もあり、その利用・産出方法についての技術革新が進捗中。原油依存の社会からの脱却も夢ではないか。
(149文字)

2011年4月4日月曜日

Arriving as Pregnant Tourists, Leaving with American Babies ~NYT~

妊娠旅行。米国で生まれた子どもは、国民になれる権利を与えられます。我が子の将来の選択肢を増やす…動機はわかりますが、いかんせん、その内実を鑑みると何とも賛同しかねるところも。

Arriving as Pregnant Tourists, Leaving with American Babies
by Jenifer Medina
Published: The New York Times 28 March, 2011
単語数: 843words

【150文字要約】
妊婦の旅行者の米国出産について。出産間近の妊婦が観光で米国を訪れ出産すると、赤ちゃんは米国民になれる権利を与えられる。出産自体に法律的な問題は無いが、本国に居住を構えない人に権利付与することに関し、政府筋からは困惑の声も。市は公共健康機関の職員に警告を発すると共に、詳細な実態調査に乗り出す模様。
(148文字)

2011年4月2日土曜日

Grameen Bank and the Public Good ~NYT~

しばしば取り上げているグラミン銀行。社会貢献に重きを置いている企業の評価を財政/経営面だけではかってはいけないですね。難しい難しい…早急に評価方法を構築していかないといけないようなきもしますけれども。

Grameen Bank and the Public Good
by David Bornstein
Published: The New York Times 24 March,2011
単語数: 1743words

【150文字要約】
グラミン銀行と公共善について。グラミン銀行の業務内容に関し有益性を認めないレポートの多くは、顧客/企業の財務面に偏った分析にとどまる。顧客の健康維持管理まで含めて考えると、マイクロファイナンスの社会的意義は大きく、利益ではなく公共善を目的とする企業評価では分析も多角的な視点を取り入れる必要があろう。
(150文字)

2011年4月1日金曜日

Advertisers in Europe May Face Limits in Use of Keywords ~NYT~

広告と商標と、いろいろと戦略を考える必要がありますね。日本でも同じような動きになっていくのでは?

Advertisers in Europe May Face Limits in Use of Keywords
by Eric Pfanner
Published: The New York Times 24 March, 2011
単語数: 540words

【150文字要約】
検索キーワードと広告について。欧州の機関は検索キーワードに他社ブランドのネームを用いることを規制する予定。大手ブランドは、検索キーワードの結果が正規品ではなく偽商品の購入を促し、またブランドの商標を侵害していると考える一方、検索最大手のGoogleは、消費者は検索結果に惑わされるほど馬鹿ではないと述べている。
(150文字)